キングスマンの話

キングスマンという映画を観ました。
予告編がとても面白そうだったので気になっていたのだが気がつけば公開終了までもう少し、危なかった。




あらすじは、ロンドンの高級スーツ店、キングスマンの高級テーラーとして働くハリー(コリン・ファース)は実は凄腕のスパイで、昔の相棒の息子と共に…といった具合。

感想としては、アクションが迫力満点でとてもよかった。スーツを着て戦う姿がカッコいいし、スパイ道具もカッコいいし、音楽もカッコいいし色々とド派手だし、とっても自分の好みでした。


ただR15指定作品なだけあってちょっとグロテスクだし、ある程度、人を選ぶ作品だと思う。重厚な物語とか作品に意味を見出したい人には苦手な映画かなと。
流石はあのキックアスの監督らしい作品となっていた。ていうかキックアス好きなら絶対好き。

紳士服でピシッとキメてる紳士が優雅に戦う姿は観ていてたまらないし、カッコいいだけではなくて合間にジョークもあって、物語の緩急も良かったと思う。

観ていて微妙な違和感を感じていたんだけど、解説サイトをみるとイギリス社会への皮肉をこめてるって知って納得した。

残念なのはコリン・ファースはもっとかっこいい完璧なヒーローであって欲しかった、そう描けなかったのはストーリー上仕方ないのかもしれませんけど、でも高級テーラーのあの雰囲気とか大好きだし、ビシッときめているからこそ、完璧であって欲しかった。
この違和感を観て感じてくれる人はきっといるはずです。

帰り道は自然と背筋が伸びていました。


オススメの映画の一本です。