共感

今日ある本を読み終えたのですが、私の知らない世界が広がっていてとても面白かったです。
短歌を題材にした小説で、短歌と聞くと堅苦しいイメージを持っていましたが、こんなにも自由でいいんだと驚きました。
普段短歌を読む機会がありませんでしたが、その情景が浮かんできたり、妙に心に沁みたりして、良いものだとしみじみ思いました。

またお話の中に出てくる登場人物が特徴的で、知り合いにこんな人はいないなあと思いましたが、例えば不義理を後悔していたり、相手に対してもやもやした気持ちをぶつけてしまう場面では、その登場人物に共感をしている自分自身がいて、共感してる瞬間って面白い、と改めて気づきました。

本を読んだり、映画を観たりする上で共感できる要素があるかどうかは重要なことだと思います。


でも人生を生きていく上で共感ってとっても大切なキーワードですよね。
(「ですよね」って相手に共感を求めている言葉ですね。共感を相手に求めてしまうのはなんだか辛いというか、悲しくなってしまいます)
たくさん共感できる人といると楽しいし、自分から相手に対して積極的に共感していくことも人間関係をうまくしていくコツのように思います。
そういえば営業は共感力が大切だ、なんて本で読んだこともあったような気がします。

ただ、安易に共感するのはよくないと思うのでやっぱりしっかりと考えを持った上での共感、 それが一番です。