エンディングノートとか終活とか

先日自分に近い人が病気で倒れ、結果的には大事に至らなかったのですがこのまま亡くなってしまったらとか後遺症が残ったらそのあとの生活はどうなってしまうのかと色々と思うことがあり、その人がお金とか大切な書類をどこにしまっているか知らなかったし万が一の時の意思ってどうなんだろうとか今でいうエンディングノートでしょうか、終活って言葉も聞きますけどそれってものすごく大切なことだと思いました。死ってある程度時間があって覚悟できる場合もあるでしょうけど、本当に突然のこともあるだろうしそうしたときって想像ですけど心も身体も追いつかないと思います。


自分が物心ついてから最初に体験した死はペットの犬で、父親にのみ懐いてその他自分を含めた家族全員に全く懐かず友だちの指を噛んだりする今思えばしつけのできていない犬だったのですが、死んでしまった時はずーっと泣きじゃくっていました。特別可愛がっていたわけでもなかったのに今まで当たり前だったものがそうじゃなくなる死の呆気なさというか自分にはどうにもできない歯がゆさで悲しくて仕方なかったのかもしれません。


友人の本当に近しい人が亡くなった時も泣いてしまってあなたが泣いても仕方ないんだよと言われてしまい、たしかに言う通りでなんて情けないんだろうと思いました。
それ以来その人は価値観とか、話す内容もだいぶ変わったと思います。


自分の近しい人や大切な人が亡くなってしまったら自分がどうなってしまうのかと思うと途方もなくやるせなくなってしまうのですが結局は乗り越えないといけないんですよね、もしくはいくら飲み込めなくても生きていかないといけないしどう向き合っていくか、付き合っていくかが大切なんだと思います。
そう考えてみると万が一のことを話し合っておくことが今から少しでも大切な人の死と向き合うことのできる貴重な機会なのかもしれません。